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経費率(OHR)が低い地方銀行ランキング【2026年最新版】2026年3月期決算・96行

経費率(OHR)が低い 地方銀行ランキング【2026年最新版】

2026年10月時点で最新の全国銀行協会「全国銀行財務諸表分析」2026年3月期決算(2026年8月公表)をもとに、各行の損益計算書から経費率(OHR)を計算し、地方銀行・第二地方銀行の96行で低い順に並べました。銀行がどれだけ効率よく稼いでいるかを示す指標の一つが「経費率(OHR:オーバーヘッドレシオ)」です。本業でかせいだ粗利益のうち、人件費や店舗・システムの費用などの経費にどれだけ使ったかを示し、低いほど効率がよいとされます。

96行の経費率を比べると、最も低いのは山口銀行の30.5%でした。2位は福岡銀行(38.6%)、3位は横浜銀行(40.8%)です。96行の中央値は62.2%でした。

目次

ランキングの評価方法

経費率(OHR)が低い地方銀行ランキング【2026年最新版】の選定方法
  • 出典:全国銀行協会「全国銀行財務諸表分析」2025年度決算(2026年3月期)の各行別財務諸表(貸借対照表・損益計算書・zip)(損益計算書)です。
  • 計算のしかた:経費率=営業経費÷コア業務粗利益×100。コア業務粗利益は、資金利益(資金運用収益-資金調達費用)・役務取引等利益・特定取引利益・その他業務利益・信託報酬の合計(業務粗利益)から、国債などの債券の売却・償還・償却の損益(国債等債券関係損益)を除いたものです。
  • 対象:全国銀行協会の分類で、地方銀行61行と第二地方銀行35行の計96行です。都市銀行は別の表にしました。本店の都道府県と職員数は、全国銀行協会「全国銀行資本金、店舗数、銀行代理業者数、役職員数一覧表」(2026年3月末現在)によります。八十二長野銀行(2026年1月に八十二銀行と長野銀行が合併)の2026年3月期の値には、合併前の旧長野銀行の2025年4月〜12月の計数は含まれていません(全国銀行協会の注意事項)。福邦銀行は2026年5月2日に福井銀行と合併しました(福井銀行「合併完了のお知らせ」・表は2026年3月期の決算のまま)。
  • 順位:丸める前の経費率で低い順に並べました。表示の桁(小数第1位)では同じ値でも、順位が違うことがあります。中央値も丸める前の値から出しました。
  • 注意:各行が公表する「OHR」とは、経費の範囲(臨時の費用を除くかなど)や粗利益の範囲(投資信託の解約損益を除くかなど)が違うことがあります。全国銀行協会は、2026年8月7日までに報告を受けた計数で作成し、その後の修正は反映していない場合があるとしています。各行の単体の計数で、グループ(持株会社)の連結の数字ではありません。

TOP10

順位銀行区分本店経費率営業経費コア業務粗利益
1山口銀行第一地銀山口県30.5%257.4億円843.7億円
2福岡銀行第一地銀福岡県38.6%767.6億円1,987.8億円
3横浜銀行第一地銀神奈川県40.8%1,093.6億円2,680.9億円
4七十七銀行第一地銀宮城県41.1%513.3億円1,249.9億円
5千葉銀行第一地銀千葉県41.4%977.9億円2,362.0億円
6常陽銀行第一地銀茨城県42.1%616.0億円1,462.0億円
7もみじ銀行第二地銀広島県43.1%177.2億円411.6億円
8群馬銀行第一地銀群馬県43.4%547.8億円1,261.7億円
9静岡銀行第一地銀静岡県44.8%910.1億円2,031.3億円
10足利銀行第一地銀栃木県44.9%509.6億円1,135.8億円
経費率が低い地方銀行の上位10行と都市銀行(2026年3月期)

1位から10位の解説

第1位 山口銀行(30.5%)

第1位 山口銀行 経費率 30.5%(2026年3月期)

営業経費は257.4億円、コア業務粗利益は843.7億円で、経費率は30.5%でした。国債などの債券の売買の損益を含む業務粗利益で計算すると57.5%です。職員1人当たりのコア業務粗利益は6,455万円です。

第2位 福岡銀行(38.6%)

第2位 福岡銀行 経費率 38.6%(2026年3月期)

営業経費は767.6億円、コア業務粗利益は1,987.8億円で、経費率は38.6%でした。国債などの債券の売買の損益を含む業務粗利益で計算すると53.1%です。職員1人当たりのコア業務粗利益は5,057万円です。

第3位 横浜銀行(40.8%)

第3位 横浜銀行 経費率 40.8%(2026年3月期)

営業経費は1,093.6億円、コア業務粗利益は2,680.9億円で、経費率は40.8%でした。国債などの債券の売買の損益を含む業務粗利益で計算すると45.7%です。職員1人当たりのコア業務粗利益は6,190万円です。

第4位 七十七銀行(41.1%)

第4位 七十七銀行 経費率 41.1%(2026年3月期)

営業経費は513.3億円、コア業務粗利益は1,249.9億円で、経費率は41.1%でした。国債などの債券の売買の損益を含む業務粗利益で計算すると51.3%です。職員1人当たりのコア業務粗利益は5,303万円です。

第5位 千葉銀行(41.4%)

第5位 千葉銀行 経費率 41.4%(2026年3月期)

営業経費は977.9億円、コア業務粗利益は2,362.0億円で、経費率は41.4%でした。国債などの債券の売買の損益を含む業務粗利益で計算すると45.2%です。職員1人当たりのコア業務粗利益は5,621万円です。

第6位 常陽銀行(42.1%)

第6位 常陽銀行 経費率 42.1%(2026年3月期)

営業経費は616.0億円、コア業務粗利益は1,462.0億円で、経費率は42.1%でした。国債などの債券の売買の損益を含む業務粗利益で計算すると55.2%です。職員1人当たりのコア業務粗利益は4,467万円です。

第7位 もみじ銀行(43.1%)

第7位 もみじ銀行 経費率 43.1%(2026年3月期)

営業経費は177.2億円、コア業務粗利益は411.6億円で、経費率は43.1%でした。国債などの債券の売買の損益を含む業務粗利益で計算すると110.7%です。職員1人当たりのコア業務粗利益は4,905万円です。

第8位 群馬銀行(43.4%)

第8位 群馬銀行 経費率 43.4%(2026年3月期)

営業経費は547.8億円、コア業務粗利益は1,261.7億円で、経費率は43.4%でした。国債などの債券の売買の損益を含む業務粗利益で計算すると45.3%です。職員1人当たりのコア業務粗利益は4,547万円です。

第9位 静岡銀行(44.8%)

第9位 静岡銀行 経費率 44.8%(2026年3月期)

営業経費は910.1億円、コア業務粗利益は2,031.3億円で、経費率は44.8%でした。国債などの債券の売買の損益を含む業務粗利益で計算すると58.6%です。職員1人当たりのコア業務粗利益は7,055万円です。

第10位 足利銀行(44.9%)

第10位 足利銀行 経費率 44.9%(2026年3月期)

営業経費は509.6億円、コア業務粗利益は1,135.8億円で、経費率は44.9%でした。国債などの債券の売買の損益を含む業務粗利益で計算すると54.4%です。職員1人当たりのコア業務粗利益は4,489万円です。

都市銀行(メガバンクなど)

銀行経費率営業経費
三井住友銀行40.8%11,323.7億円
みずほ銀行48.6%9,981.2億円
りそな銀行51.6%2,382.3億円
三菱UFJ銀行52.1%14,950.5億円
埼玉りそな銀行56.0%862.7億円

96行の一覧

経費率が100%以上(コア業務粗利益より営業経費が多い)の銀行は1行でした。「業務粗利益での経費率」が「-」の北國銀行と東和銀行は、国債などの債券の損失で業務粗利益がマイナスのため、計算していません。

順位銀行区分本店経費率業務粗利益での経費率
1山口銀行第一地銀山口県30.5%57.5%
2福岡銀行第一地銀福岡県38.6%53.1%
3横浜銀行第一地銀神奈川県40.8%45.7%
4七十七銀行第一地銀宮城県41.1%51.3%
5千葉銀行第一地銀千葉県41.4%45.2%
6常陽銀行第一地銀茨城県42.1%55.2%
7もみじ銀行第二地銀広島県43.1%110.7%
8群馬銀行第一地銀群馬県43.4%45.3%
9静岡銀行第一地銀静岡県44.8%58.6%
10足利銀行第一地銀栃木県44.9%54.4%
11北陸銀行第一地銀富山県45.7%55.8%
12山陰合同銀行第一地銀島根県46.9%57.3%
13伊予銀行第一地銀愛媛県47.7%44.8%
14名古屋銀行第二地銀愛知県48.2%58.1%
15徳島大正銀行第二地銀徳島県48.5%53.8%
16大分銀行第一地銀大分県48.6%88.0%
17西京銀行第二地銀山口県48.6%54.4%
18紀陽銀行第一地銀和歌山県48.9%54.4%
19第四北越銀行第一地銀新潟県49.1%71.1%
20広島銀行第一地銀広島県49.5%57.8%
21京都銀行第一地銀京都府49.6%190.5%
22滋賀銀行第一地銀滋賀県50.4%73.9%
23スルガ銀行第一地銀静岡県51.0%58.6%
24香川銀行第二地銀香川県51.1%51.6%
25百十四銀行第一地銀香川県51.5%60.1%
26宮崎銀行第一地銀宮崎県51.6%59.3%
27百五銀行第一地銀三重県51.9%70.5%
28中国銀行第一地銀岡山県52.2%61.5%
29十八親和銀行第一地銀長崎県52.3%89.9%
30富山第一銀行第二地銀富山県52.6%57.3%
31十六銀行第一地銀岐阜県53.0%81.5%
32西日本シティ銀行第一地銀福岡県53.5%66.4%
33きらぼし銀行第一地銀東京都53.7%58.4%
34秋田銀行第一地銀秋田県54.0%76.2%
35八十二長野銀行第一地銀長野県54.5%62.6%
36四国銀行第一地銀高知県56.0%70.5%
37阿波銀行第一地銀徳島県56.7%67.9%
38沖縄銀行第一地銀沖縄県57.2%63.9%
39山梨中央銀行第一地銀山梨県57.3%94.6%
40鹿児島銀行第一地銀鹿児島県57.9%59.1%
41山形銀行第一地銀山形県58.3%83.3%
42北海道銀行第一地銀北海道58.4%71.3%
43佐賀銀行第一地銀佐賀県58.9%102.2%
44武蔵野銀行第一地銀埼玉県58.9%66.9%
45岩手銀行第一地銀岩手県59.7%114.8%
46池田泉州銀行第一地銀大阪府60.1%63.0%
47熊本銀行第二地銀熊本県60.9%77.5%
48北九州銀行第一地銀福岡県62.1%62.1%
49北洋銀行第二地銀北海道62.4%131.4%
50関西みらい銀行第一地銀大阪府62.6%63.6%
51みなと銀行第二地銀兵庫県62.7%67.6%
52北國銀行第一地銀石川県63.2%-
53南都銀行第一地銀奈良県64.3%65.6%
54静岡中央銀行第二地銀静岡県64.8%65.9%
55京葉銀行第二地銀千葉県65.0%95.6%
56栃木銀行第二地銀栃木県65.5%70.1%
57東日本銀行第二地銀東京都65.5%68.3%
58福井銀行第一地銀福井県65.5%74.5%
59あいち銀行第二地銀愛知県65.7%73.6%
60千葉興業銀行第一地銀千葉県66.0%74.2%
61肥後銀行第一地銀熊本県66.4%69.9%
62三十三銀行第一地銀三重県66.6%74.6%
63東京スター銀行第二地銀東京都66.8%66.6%
64神奈川銀行第二地銀神奈川県67.1%72.0%
65荘内銀行第一地銀山形県67.6%91.2%
66大光銀行第二地銀新潟県67.8%80.3%
67愛媛銀行第二地銀愛媛県67.8%78.8%
68北日本銀行第二地銀岩手県67.9%69.3%
69但馬銀行第一地銀兵庫県68.2%84.8%
70佐賀共栄銀行第二地銀佐賀県68.3%72.1%
71大垣共立銀行第一地銀岐阜県68.7%124.3%
72東和銀行第二地銀群馬県69.4%-
73筑波銀行第一地銀茨城県69.5%84.4%
74東邦銀行第一地銀福島県69.8%72.7%
75大東銀行第二地銀福島県70.7%79.4%
76琉球銀行第一地銀沖縄県71.4%72.7%
77北都銀行第一地銀秋田県71.9%91.9%
78東北銀行第一地銀岩手県72.4%74.5%
79青森みちのく銀行第一地銀青森県73.1%91.5%
80清水銀行第一地銀静岡県74.4%80.3%
81宮崎太陽銀行第二地銀宮崎県75.2%76.5%
82沖縄海邦銀行第二地銀沖縄県75.4%85.0%
83鳥取銀行第一地銀鳥取県77.5%79.6%
84トマト銀行第二地銀岡山県77.6%76.1%
85きらやか銀行第二地銀山形県78.8%81.4%
86豊和銀行第二地銀大分県78.9%82.5%
87南日本銀行第二地銀鹿児島県79.2%79.5%
88筑邦銀行第一地銀福岡県80.0%138.2%
89仙台銀行第二地銀宮城県81.8%85.6%
90島根銀行第二地銀島根県81.8%92.8%
91長崎銀行第二地銀長崎県81.8%81.9%
92高知銀行第二地銀高知県82.9%101.8%
93福島銀行第二地銀福島県84.3%85.9%
94富山銀行第一地銀富山県86.5%169.4%
95福岡中央銀行第二地銀福岡県86.6%86.7%
96福邦銀行第二地銀福井県118.6%118.6%

よくある質問

経費率(OHR)とは何ですか?

本業の粗利益に対する経費の割合です。100円の粗利益をかせぐのに、人件費やシステム・店舗などの経費をいくら使ったかを示し、低いほど効率がよいとされます。

経費率が一番低い地方銀行は?

本記事の計算(営業経費÷コア業務粗利益)では、山口銀行が30.5%で最も低く、福岡銀行(38.6%)、横浜銀行(40.8%)が続きます。

地方銀行の平均的な経費率は?

96行の中央値は62.2%です。

各銀行が発表するOHRと違うのはなぜですか?

経費や粗利益の範囲が違うためです。本記事は全国銀行協会の損益計算書の「営業経費」と、国債などの債券の売買の損益を除いた粗利益で、96行を同じ方法で計算しています。

データはどこで確認できますか?

全国銀行協会「全国銀行財務諸表分析」2025年度決算(2026年3月期)で、各行の損益計算書を確認できます。本記事で計算した96行の表(CSV)も公開しています。

まとめ

2026年3月期の経費率は、山口銀行・福岡銀行・横浜銀行・七十七銀行・千葉銀行が低く、規模の大きい銀行が上位に多く並びました。96行の中央値は62.2%です。

出典・データ

本記事の表とグラフは、全国銀行協会「全国銀行財務諸表分析」の損益計算書をもとにポップコーン株式会社が計算・作成しました。

更新・訂正の履歴

  • 2026年10月24日:順位を、小数第1位に丸めた経費率ではなく丸める前の経費率で付け直しました(当サイトが計算した指標のため)。丸めた値で同じ順位にしていた7行の順位が変わりました(西京銀行 16位→17位、武蔵野銀行 43位→44位、東日本銀行 56位→57位、福井銀行 56位→58位、愛媛銀行 66位→67位、島根銀行 89位→90位、長崎銀行 89位→91位)。上位10行と各行の経費率・96行の中央値(62.2%)は変わりません。あわせて、億円への丸めで切り捨てになっていたコア業務粗利益2か所(山口銀行 843.6→843.7億円、静岡銀行 2,031.2→2,031.3億円)を直し、2行の画像も直しました。CSV も直しました。
  • 2026年10月28日:「評価方法」の計算のしかたで、コア業務粗利益から除く国債などの債券の損益を「売却・償還の損益」と書いていたのを「売却・償還・償却の損益(国債等債券関係損益)」に直しました(計算は前から償却も除いていて、数字は変わりません)。あわせて、本店と職員数の出どころ、八十二長野銀行の値に合併前の旧長野銀行の2025年4月〜12月の計数を含まないこと、福邦銀行の合併、「業務粗利益での経費率」の「-」の意味を書き、出典の資料に無いまとめの最後の文(「金利の上昇で粗利益が増える中、…競争力を左右します」)を外しました。順位と数字は変わりません。
  • 2026年10月28日:「評価方法」の注意から、出典の資料に無い一文(「銀行の規模や業務の中身、グループでの業務の分担によっても経費率は変わります」)を外しました。順位と数字は変わりません。

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図表のご利用について

本記事の順位・表・グラフは、出典として「金融パワーランキング」(ポップコーン株式会社)と書いていただければ、報道や資料でご利用いただけます。高い解像度の画像や集計したデータが必要な場合は、お問い合わせからご連絡ください。

  • 画面・紙面での表記の例:「出典:金融パワーランキング(ポップコーン株式会社)」
  • それぞれの順位の元になった公表資料(どの資料の、どの表の、どの行か)も、お問い合わせいただければお知らせします。
  • 数字は公表元の資料と照らして確かめています(最終確認:2026年10月28日)。

報道・メディアの方への案内は報道・メディアの方へにまとめています。

当サイトの情報は、特定の金融商品の勧誘や、投資の助言を目的としたものではありません。ポップコーン株式会社は金融機関と取引をすることがありますが、順位は公表データだけで決めており、取引の有無で変えることはありません。

公開:2026年10月18日(データ:全国銀行協会「全国銀行財務諸表分析」2026年3月期決算(2026年8月公表))

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この記事を書いた人

ポップコーン株式会社 代表取締役。金沢大学 非常勤講師。

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